美しい曲線に隠された秘密。「DC352」カウホーンチェアの魅力と、驚きの製造技術
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なめらかな曲線が目を惹く、美しいフォルムの「DC352」チェア。背もたれから牛の角のように伸びる肘掛けが特徴的な、通称「カウホーンチェア」と呼ばれるデザインです。その洗練されたデザインは、お部屋の雰囲気をワンランクアップさせてくれます。
今回は、この「DC352」チェアの魅力と、その美しい曲線を生み出す驚きの製造技術についてご紹介します。
美しい曲線の秘密は「NCルーター」にあり


カウホーンチェア最大の特徴である、背中から肘にかけて伸びる美しい曲線。この複雑な形状を生み出すために、SOLIDでは「NCルーター」と呼ばれる特別な機械を使用しています。
NCルーターとは?
NCとは「Numerical Control(数値制御)」の略。つまり、プログラムによって制御される機械のことです。まず、専用のソフトウェアでチェアの形状を細かく設計し、その設計データをNCルーターに読み込ませます。すると、NCルーターはプログラムに従い、木材を正確かつスピーディーに削り出すことができるのです。
手作業では難しい、均一で美しい仕上がり

もし、この複雑な曲線を人の手で作り出そうとすると、時間も手間もかかり、製品の安定性も下がってしまいます。職人さんの技術によって形状にバラつきが出てしまう可能性もあります。
NCルーターの導入により、これまで何時間もかかっていた作業時間を大幅に短縮し、どの製品も均一で美しい仕上がりを実現しました。
数千万円!NCルーター導入の背景

一見、良い事づくしに見えるNCルーターですが、導入には大きなハードルがあります。それは、機械自体の価格です。SOLIDの工場で使用しているNCルーターは、なんと数千万円!
それでもNCルーターを導入した理由は、お客様に高品質な家具を手頃な価格で提供したいという強い想いがあったからです。
複雑な曲線を持つチェアも、NCルーターがあるからこそ、手の届く価格で皆様にお届けできます。
「DC352」カウホーンチェアは、美しいデザインと優れた機能性を兼ね備えた、まさに技術の結晶です!